中国、TPP参加視野=自由貿易区で地ならし
時事通信(2014年4月12日15時47分)
【北京時事】中国が将来的な環太平洋連携協定(TPP)参加は避けて通れないとの認識を強めている。世界第2の経済大国なのに「部外者」扱いされることへの焦りを募らせており、厳しい日米協議も参考にしながら、いずれはTPPの高いハードルをクリアするとの決意を固めつつあるようだ。
商務省の王受文次官補は9日、海南島での「ボアオ・アジアフォーラム」年次総会で、「中国はTPPの発展に注目しており、TPP参加にオープンなスタンスだ」と説明。参加を視野に入れていることを示唆した。翌日には李克強首相が基調講演し、TPPは、アジアを中心とした広域の自由貿易協定(FTA)となる「域内包括的経済連携(RCEP)」と共存できると語った。
しかし、数年程度で一気に市場を対外開放すれば、脆弱(ぜいじゃく)な国内産業が致命的な打撃を受けるのは必至。「TPPに参加するとなると、影響は世界貿易機関(WTO)加盟時の比ではない」(外交筋)といわれ、締結交渉中の米中投資協定などを通じ、慎重に開放を進めるもようだ。
中国がどのように対外開放していくかを見極める上で重要なのが、自由貿易試験区(FTZ)内での規制緩和。昨年、上海FTZが発足しており、李首相は「それをコピーして各地に広げていく」と道筋を示した。「まず地域限定でテストしてみるという中国らしいやり方」(金融筋)だ。FTZ内では金融改革などが注目されている。
[時事通信社]
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世界第二位って言っても粉飾決算の上に、不正融資のオンパレードの国がTPPなんて参加できるんでしょうか?
大体特許や知的財産なんてお構いなしの国家が参加出来たとしたら、TPP自体の存在意義が無くなります。
もしかして中国って関税だけ合意すれば何とかなると思ってるんですかね。
しかし進んでアメリカの経済植民地に成りに来る国が有ろうとは。
全てのルールが決まってから入っても、加盟国で美味しく頂くだけでしょ。
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