【TPP】カリフォルニア米の衝撃 お値段5キロで650円
■ 5キロ、650円と想定されるカリフォルニア米
それに対し中粒種は栽培しやすく、安定して高い収穫量を得ることができるため、その白米の生産コストも短粒種(コシヒカリ)の60%~70%程度の額になる。
この中粒種をカリフォルニアの精米工場で日本向けに包装して出荷すると、5キロの袋で550円程度の価格で出荷される。
ここから日本までの運賃や通関費用が5キロで約50円、日本に陸揚げされた段階で合計600円/5キロのコメになる。
これに輸入商社の経費と利益、日本国内の販売業者の経費と利益を、いくらで計算するかで、消費者への販売価格が決まる。
ここでも仮に50円/5キロとすれば、650円/5キロとなり1キロあたり130円のコメになる。
日本のスーパーで販売される低価格米と比較しても650円/5キロは、安いコメになる。
しかし、品質と味の違いがそこまであり、その差をどのように考えるかが消費者の選択にゆだねられることになる。
中粒種の産地であるカリフォルニアの大都市でのコメの販売は、その価格と味によってすみわけが行われており、日本にもこのすみわけは起こりえると予測できる。
キロ当たり130円の中粒種は、日本の消費者も食べてみたくなるはずで、品質の良くない国産米よりも美味しく感じるかもしれない
。この低価格中粒種が、国内で主食として消費される量(筆者推定600万トン)の1%の量とはいえ、日本のコメ価格に影響を及ぼさないはずがない。
現状よりさらに低いコストで生産をして、精米・流通コストも低く抑えながら、消費者に買ってもらう努力が、コメの生産から販売までかかわる業界に強く求められる。
引用元 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5562?page=2
もっと安くなると思ってましたが、これならば日本米買うかな。
この価格で日本の単一米より美味しければ別ですけどね。
現在ウチで買っているのが5キロ1,480円、まあ新米の時期なのでちょっと前より高くなっていますが、夏ごろの5キロ1,080円なら日本米かな。
農家も、農協の中間搾取を禁止すれば、かなり競争力有ると思いますがね。
今現在、中国米をひっそり使っている外食産業あたりは飛びつくかも知れないですがね。
自分としてはポストハーベスト方が気になりますね、前に問題ないとか言って遣らかしてる国ですかね。
日本で禁止のポストハーベスト農薬、輸入品はOKの理由
http://dot.asahi.com/aera/2014060900046.html
輸入果物(かんきつ類)に使われている防かび剤は農薬だ。日本では食品添加物として扱われ、表示義務がある。米国は「販売障壁」として、表示の規制緩和を求めている。
やはり問題は、値段よりこっちの方に成りそうですね。
2013年、政府はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉への参加を表明。それに対して賛成、反対、まさに国を二分した論議が起こっています。この、TPP、「自動車などの輸出が有利になり、コメなどの農産物が安く入ってくる」そのため「輸出企業が有利になり、農家が不利になる」という観点からの報道がされがちですが、実は私たち自身の健康=体の安全についても大きな影響がある交渉ごとといえます。これまでもたびたび起こってきた食品が原因の健康被害が、外国から入ってくる「有害な」「偽装された」食品によってさらにふえる可能性があるからです。海外、特にアメリカの基準を適用することで多くの心配な食品が入ってくるのと同時に、激増する輸入に検疫の体制は後手を踏むばかりです。本書では日本の「食」がこの協定によってどうおびやかされるのか、多くの実例をもとに検証しつつ、そうした状況の中で、食の安全を守るための家庭でできる対策についてもまとめました。